HOME撮影のこだわり
デジタルカメラも進歩して、誰でも写真が写る時代になりましたが、撮影の技術はやはり重要です。ただ、それは決して、今まで「写真館風」といわれたような、堅苦しくて、表情も良くない、重厚なだけの写真を撮る技術ではありません。生き生きとした人間を撮ること、ポートレイトではこれが大切だと思います。ライティングや構図などの技術は、写真に「品」や奥ゆきを与えます。
人を撮影する上で、最も大切なのはコミュニケーションだと思います。特にお子さまの気持ちを感じて撮影することが重要です。よく「あやす」という言葉を使いますが、それはごまかしのような意味が感じられて、私たちは好みません。
あくまで、お子さまと正面から向き合い、一緒に遊びながら、楽しい雰囲気の中で自然な表情を引き出します。
工芸着物の図録撮影などの経験から、着物の扱いと撮影に関してノウハウがあります。着物の扱いにおいて、重要なことは、コーディネイトと振り付けです。特に写真にした時に映えるコーディネイトと、ポイントを利かせながらも、20年後におかしく見えない正統なアレンジを考えています。また、特に洋装は遊びっぽくなりがちですので、小物などを別注して質感を高めています。
着物の着付けと美容は、技術によって、完成度が大幅に異なります。お客様にはわかりにくい部分ですので、簡単に仕上げてしまう場合が多いところです。例えば、後ろを不完全なままにしたアップヘアーや、ドレスと着物を一度に着るために、中途半端に仕上げたヘアーなどがあります。また、着付けも同様に、簡易的に着付けられた場合を多く見かけます。ただ、小さなお子さまの場合は、飽きないうちに、美容着付けをすることも重要です。
私たちは、資格を持つ美容師、技術の高いサロンと提携して、撮影までの流れを考え、総合的に高い完成度を保てるようにしています。見えにくい部分ですが、美容、着付けの完成度は写真の仕上がりに、大変重要です。